昨日、たまたまもらった某機関誌で
作家・本田靖春氏が亡くなっていたことを知った。
「疵・花形敬とその時代」と「警察回り」を買ったのは
もう20年くらい前になるのかなぁ~
私は新刊を次々読むというより気に入った本を牛のように
何度も読み返すクチなので
この2冊も一年にいっぺんは読み返してた。
2冊しか読んでない私に「本田靖春」を語るつもりも資格も無い。
ただ単純に「好き」だった。
そっか~亡くなったのか~・・・
バリバリのジャーナリストというイメージの本田氏だったが
昭和39年、記者時代に売血追放の取材のため
自ら体験した売血時の注射器によるC型肝炎罹患から肝臓ガン、
糖尿病から右目失明、右足切断、左足切断、大腸ガン(!)、
さらに心筋梗塞・脳梗塞の発作は数知れず、の体だったとか。
記事には亡くなる間際まで執筆していたという本が
紹介されていた。
━━━━━最後まで社会部記者としての誇りと関わり方を
堅持する意志と、良い意味での「斜に構えた」姿勢を崩さず、
両足切断・失明・ガンという通常の人間では耐えられない状況をも
何ら愚痴ることもなく、拗ね者の矜持を全うし、
ある時代と人を定着させた。━━━━━
これは読まねば。
早速、ネットで図書館にあるかどうか調べたら、
あった!貸出可!急げ!
明日は休み。一日ゆっくり読もう。
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