と学会の本で「ダーウィン賞」の存在を知った。
2001年に発行された本なので、
かなり乗り遅れているが。
ダーウィン賞とはその名の通り、
進化論を提唱したダーウィンにちなんで
名付けられた賞で、進化論によると
人間は進化するにあたってこの先ずっと生き残るために
都合の悪い遺伝子は淘汰されていく。
とすれば、突飛なことをしでかして
あの世に飛んでいった人達は
人類の進化のために自らすすんで自分という
大バカの遺伝子を消し去った讃えるべき人達なのだ!
よってここにダーウィン賞を授与します
・・・という本。
それにしてもまあなんでそんなことを、と
脱力する話のオンパレード。
虎の首に新年の挨拶の花輪を掛けに行ったり
地面までの距離より長く伸びるゴムをつけて
バンジージャンプしたり
ゴミ圧縮機に繋がるダストシュートで
ウォータースライド遊びをしたり・・・
お~ま~え~は~あ~ほ~か~
と、思わず横山ホットブラザースが乗り移ってしまうほど
素晴らしくまぬけな遺伝子を自己淘汰した人々に
「受賞おめでとう!!」と心からの拍手を
そして自分がノミネートされないことを切に祈る(笑)
昨日、たまたまもらった某機関誌で
作家・本田靖春氏が亡くなっていたことを知った。
「疵・花形敬とその時代」と「警察回り」を買ったのは
もう20年くらい前になるのかなぁ~
私は新刊を次々読むというより気に入った本を牛のように
何度も読み返すクチなので
この2冊も一年にいっぺんは読み返してた。
2冊しか読んでない私に「本田靖春」を語るつもりも資格も無い。
ただ単純に「好き」だった。
そっか~亡くなったのか~・・・
バリバリのジャーナリストというイメージの本田氏だったが
昭和39年、記者時代に売血追放の取材のため
自ら体験した売血時の注射器によるC型肝炎罹患から肝臓ガン、
糖尿病から右目失明、右足切断、左足切断、大腸ガン(!)、
さらに心筋梗塞・脳梗塞の発作は数知れず、の体だったとか。
記事には亡くなる間際まで執筆していたという本が
紹介されていた。
━━━━━最後まで社会部記者としての誇りと関わり方を
堅持する意志と、良い意味での「斜に構えた」姿勢を崩さず、
両足切断・失明・ガンという通常の人間では耐えられない状況をも
何ら愚痴ることもなく、拗ね者の矜持を全うし、
ある時代と人を定着させた。━━━━━
これは読まねば。
早速、ネットで図書館にあるかどうか調べたら、
あった!貸出可!急げ!
明日は休み。一日ゆっくり読もう。
闘病記・番外編にキューブラー・ロス博士の事を
書こうかなぁ、と思っていたら
昨夜NHK教育TVで1時間半の特集が!!
もちろん即、録画。
じっくりゆっくり見ようっと。
キューブラー・ロス
精神科医。
1965年、シカゴ大学ビリングズ病院で「死とその過程」
に関するセミナーを始める。
1969年に「死ぬ瞬間」を出版して国際的に有名になる。